2008年12月04日

第8回科学ひろばサイエンスカフェ「細胞を創る」(11/30)の開催レポートです

今回も,参加者のおひとりに書いていただきました!

こういう企画は,主催者自らがまとめるのではなく,第三者である
参加者の方の視点が重要だと思っているので,ここしばらくはずっ
っと参加者の方にレポートをお願いしています.

(ここから)
第8回サイエンスカフェ「細胞を創る」

首都大学東京2年 松浦まりこ

今回は早稲田大学先進理工学部、電気・情報生命工学科の岩崎秀雄
先生のお話を伺いました。岩崎先生は多岐に渡る興味・仕事をお持
ちで、研究者以外にも切絵アーティストとしての一面があります。

<先生のお話の概要>
まずテーマである「細胞を創る」上で必要となる「生命の理解」、
つまり生物とは何か、細胞とは何かを知る方法をラジオを例に教え
ていただきました。そして、生命を理解するためには理学において
二つのアプローチがあることがわかりました。一つは生命現象から
生化学・分子生物学的手法やモデル化を経て生命の設計図にたどり
着く方法です。もう一つは生命の設計図から始まって最終的に生命
現象にたどり着く、構成的生物学という方法です。
また、先生が細胞創りの構想に至ったきっかけであるシアノバクテ
リアの体内時計解明までのプロセスを伺いました。複雑だと思われ
た体内時計の仕組みをつかさどる遺伝子がバクテリアでは3種類と
非常に少なかったことから、同様に複雑な仕組みを持つ細胞も人の
手で創り出すことが出来るのではないかと思われたそうです。
最後に「細胞を創る」ことに伴い生じるであろう様々な問題を議論
し、それらに対処するために「細胞を創る」研究会を発足させたこ
とをお話くださいました。倫理的問題や細胞の定義、創る細胞のイ
メージなど、多くの問題があることがわかりました。

<議論>
細胞創りに伴う問題点に議論が集中しました。何を細胞と定義する
かという問題から始まり、細胞創りに関するルール作りや科学者の
姿勢など、参加者で熱い議論が交わされました。

<私が感じたこと、納得した意見>
 研究において他分野と交流するということは、視野を広くし、情
報を共有するという点で大切であると思いました。岩崎先生が「他
分野と本当に交流しようと思うならば、すべて本職のつもりで取り
組むこと」とおっしゃっていたのが印象的で、何事においても本気
で取り組む姿勢が重要なのだと感じました。
 また、研究内容をより多くの人に理解してもらうことが大切だと
思いました。「細胞を創る」際には倫理面など多岐にわたって議論
すべきことがあるため、教育や情報公開といった手法で文系・理系
などの垣根を無くし、研究に関して多くの人の理解が進めば良いな
と考えました。

(ここまで)


posted by K_Tachibana at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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